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体験記

2016年SMEL 体験記
都立西高等学校 1年生(三重大学医学部進学)

1週間にわたり、病院の見学・回診・訪問診療から担当させていただく患者さんとのコミュニケーションまで貴重な経験をしました。

①毎朝の回診、診察、リハビリ、透析、検査室、レントゲン、訪問介護、訪問リハビリ、薬局、給食室、事務室、地域連携室などの各部署を回り、1つ1つを体験し、その役割を学びました。

②毎日、担当した患者さんに容態を聞き、病院のスタッフもいる毎朝のカンファレンスで発表。患者さんからの情報や食事内容を参考にしながら、その方の持つ症状や健康状態を推測したり、医局で改善策を自分で調べたりしました。

③学生寮で他の研修生や医学生の方とともに共同生活。慣れない場所で忙しい一日を送る中、「仲間」の存在は本当に助けになるし、絆も深まります。大変な研修も仲間といれば最高に楽しい思い出になること間違いなし!!

④実習以外でも、まるで旅行のように楽しめます。すぐ近くにある海、志摩市民の方との交流、美味しい海産物を堪能、パブリックビューイングでスポーツ鑑賞、仲間と食べる実習後のデザート…… 楽しかった事は数えきれません。

自分が何を学びたいか、そこで誰と出会うかによって研修内容は大きく変わると思います。何といっても、そこがSMELの一番の醍醐味です。

SMELに興味がある方へ
この大変貴重な研修を通し、私が学んだのはまず医者の大変さです。日々の発表の準備で立ったまま寝れるほど睡眠時間は短くなり、生半可な気持ちでは到底できない仕事だと痛感しました。しかし、最大の学びは感謝される喜びで、担当した患者さんが「来てくれて本当にありがとう」と泣きながら言ってくださったのは今でも忘れられません。医師は大変な仕事であるとともに、患者さんのために働く尊いものだと思い知り、なりたいと思う気持ちが増しました。

また「チーム医療」の現場を目の当たりにし、1人の患者さんの治療には、本当に多くの方が携わっている事を実感できます。医療関係に進みたいと考えている人はもちろん、そうでない人でも、やる気さえあればSMELは本当にオススメです。実際、私が一緒に行った仲間の中にも別の道へ進んだ人はたくさんいます。必ずや自分を見つめ直せ、将来への視野が広げられる、過去最高の7日間になるはずです!!

最後に、このような貴重で実りある研修を企画してくださった志摩市民病院院長の江角先生や病院スタッフの方、そして快く受け入れてくださった志摩市民の方々には感謝でいっぱいです。この研修がなければ、私は三重大学医学部で地域医療を学ぶどころか、医者になろうとすら胸を張って思えなかったかもしれません。本当にありがとうございました!

国民健康保険 志摩市民病院志摩市民病院

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